2009年9月25日金曜日

(夏の)海外研修ラスト!

木曜日から後期が始まりました。金曜日が最初の授業日だったのですが、すぐに週末に入るとちょっと気が緩んじゃいそうですね…。

さて夏の海外研修プログラムのうち、日本語教員養成課程の教育実習グループの帰国が近づいてきました。今年は中国の提携校「山東大学」で6名、アメリカの提携校「パシフィック大学」で1名が実習中です。大学で日本語の授業を見学させていただいてテクニックを学んだり、実際に模擬授業を行ったりしています。写真は山東大学での研修風景です。下の写真は研修先の済南市から曲阜市への小旅行の写真だそうです。曲阜は孔子の生誕地とされる古い街で世界遺産にも指定されています。

日本語教員は「日本語を母語としない人に日本語を教える」という仕事です。最近「日本人の知らない日本語」というコミックがベストセラーになっており、興味を持った人もいるかもしれませんね。日本語教育実習の模様は毎年冊子としてまとめられているので、読んでみたい人は問い合わせください。



2009年9月14日月曜日

アメリカ短期研修は最終週!

インディアナ州エヴァンズヴィルのアメリカ短期研修も遂に最終週。引率の前川先生から写真つきの近況が届きましたのでご紹介します。


アメリカ滞在も、短期組みにとったら、残すところ1週間となりました。勿論、長期組みはこれからさらに3ヶ月の滞在が残っています。9月11日より13日にかけて、初めての長期旅行に出かけ、初めて、長期短期の学生合同の写真を撮ることが出来ました。ご覧のとおり、元気でみんな頑張っています。今日は観光をしたり買い物をしたりしてすごしました。明日、日曜日は美術館に行き、またエヴァンズヴィルに戻ります。


短期の皆さん、無事の帰国をお祈りしています。長期の皆さんはこれからが本番。寒くなってくるでしょうが体調を崩さないように気をつけて。

2009年9月10日木曜日

Bowling Greenから留学報告!

こんにちは、大変遅くなりました!
BGでの暮らしも落ち着いてきたので報告します!



まずはケントから。

BGで本格的な大学生活を始める前に、ケントのESLのサマープログラムを2カ月ほど受講しました。
ケントでは早く着きすぎてしまったので、5日間はホテルで生活することに…
先が思いやられます…

ケントは夏の間はほとんど寮が閉められており、普通の学生寮と上級院生用の寮の2つから選ぶことができました。ベッドや机やタンスといった設備は同じなのですが、後者の方は部屋も広く共同のキッチンもあり値段も高めです。荷物が多かったりキッチンを使いたい方にはお勧めです。
寮に入ってからは寝具などの生活必需品を揃えるのに何かとお金がかかりました。
ちなみにトラベラーズチェックは使えないこともないですが、扱い方を知らない店員さん達が多く手間がかかります。クレジットカードと共にキャッシュカードを持っていくか現地で口座を開くことをお勧めします。

授業は最初にプレイスメント・テストを受けてからクラス分けという感じです。周りの人たちが貫録があるなと思っていたら、私と相方以外はみんな前セメからいる人たちでした。日本にいるネイティブよりも話すのが早いので、最初のころは授業についていくのもままなりませんでした。アメリカに来れば何とかなるという甘い考えは捨てた方が身のためです…

食堂は夏の間は早く閉まってしまうので夜はそこで食べられないと思っておいた方がいいでしょう。スーパーまでバスも出ているので買い物に困ることはないと思います。ただ日曜日や祝日は運行していなかったりするので買いだめをしなければなりませんでした。

週末には先生方がアクティビティをたくさん用意してくださったので退屈することもありませんでした。遊園地や野球観戦、ピッツバーグへの日帰り旅行やカヌーなどです。ケントやBGは何もないので、こういった機会に楽しんでおいた方がいいと思います。

ケントからBGまでの移動についてですが、何かと荷物が増えると思うので公共交通機関は無理だと思っておいた方がいいでしょう。私たちはタクシーを雇って移動しましたが2人で200ドルかかりました。したたかなようですが車を持っている友達をつくって頼むのが一番だと思います。



BGにて

BGに着いてもすぐには寮に入れません。オリエンテーションが始まるまでは仮の寮に泊まらなければなりません。こちらの仮寮は冷房設備があるのに対して、多くの寮の部屋には冷房がありません。サウナのような生活を覚悟しておいてください(笑)そうはいっても9月現在にして寒暖の差がとても激しいので暖かい服を用意しておかないと後悔するでしょう。
私たちの寮、グローバルビレッジは留学生に関心のある生徒が多く住んでいるので、みんなとてもフレンドリーです。大きめのキッチンには冷蔵庫や電子レンジなどもあるので買う必要もないと思います。

BG移動初日にして初対面のアメリカ人の誕生日パーティーに行くことになり友達もたくさんできました。ピースセミナーで広島に来たことのある人や日本語を学ぶ学生が多いので心強いかぎりです。

授業はESLのクラスや寮必修の授業、それから自分の専攻のものをとっています。ジャパニーズクラブや日本語のクラスのチューターをすることもできるので、そこで友達もたくさんできることかと思います!

これは今年だけかと思いますが会計には注意してください。自分が払わなければいけない額よりも多く金額を誤って表示していたりするので、そのときは先生方に確認をとりながらちゃんと係の人にその旨を伝えてください!

ここに来てから一つだけ確信をもって言えるのは「勉強はいくらしてもし足りない」ということです。「井の中の蛙大海を知らず」といいますが、本当にこの言葉の意味がわかります。今はまだ本格的な大学生活が始まったばかりで戸惑うことばかりですが、落ち着いてきたらまた報告したいと思います。それではまた!

PS.写真はパーティーに行った時のものです。BG2日目なので多くが初対面でしたが…

2009年9月8日火曜日

イギリスより第3報・ロンドン旅行編

英米言語文化学科の「イギリス短期・長期研修」引率のハーバート先生からレポート第3弾が届きました。ロンドンは楽しかったようですね~。いつものように末尾に日本語訳を付記しております。

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We had a very good trip to London, via Cambridge. We stopped in Cambridge and had a voluntary guide take us on a walking tour of Cambridge - a beautiful old university town. We saw the beautiful college buildings and bridges crossing the river.

We were then lucky to get some tickets for a musical in London. We went to see "We Will Rock You" on Thursday evening. It was a very energetic show and the students enjoyed it very much.
(For an example of one song, see http://www.youtube.com/watch?v=uRtI2PvVGj0)




On Friday we took a morning tour around the main sightseeing spots of London. It was a great experience. I think the students were impressed with the tour, and we finished with a trip on the London Eye. (For an idea of what the London Eye trip was like see
http://www.youtube.com/watch?v=rVg2XVeUIFM&NR=1 ).


On Friday afternoon and Saturday the students traveled around London using the underground, buses, and taxis (they did very well and coped with traveling in small groups). All groups had planned their own trips of the places they wanted to visit. I think they had a very educational experience and had to use their English ability.

Finally on Sunday morning we took the students to the British Museum where they could see amazing exhibitions which include The Rosetta Stone (ロゼッタ・ストーン、Wikipedia), The Elgin Marbles (エルギン・マーブル、Wikipedia), and Egyptian mummies. It is a wonderful museum.

We arrived back in Durham safely on Sunday evening, and the students continued their classes on Monday morning. Everyone is doing fine. (John Herbert)

ケンブリッジ経由ロンドンの小旅行はとても良い旅でした。ケンブリッジで途中下車し、ボランティアガイドの案内で街を歩きました。ケンブリッジは歴史ある大学街で、建物や川にかかる橋がとても綺麗です。

ロンドンでは運良く「We Will Rock You」というミュージカルのチケットが手に入り、木曜の夜にみんなで観に行きました。とてもエネルギッシュなショーに学生たちは大喜びでした。(そのうちの1曲を紹介します(Youtube))
※訳注:「We Will Rock You」はタイトルからも分かるようにQueenの楽曲が全編にちりばめられたSFミュージカル。ロンドンの劇場街ウェストエンドでロングランされているそうです。

金曜日は午前中、ロンドンの主要な観光スポットを巡るツアーに参加しました。学生たちにはとても印象に残る凄い体験だったでしょう。最後は大観覧車「ロンドン・アイ」に乗りました。
午後から土曜日にかけては、地下鉄やバス、タクシーでロンドンを散策しました。小グループに分かれてそれぞれ行きたい場所の計画を立て、上手に様々な交通機関を利用していました。英語力も試せるよい体験学習になったと思います。

いよいよ最終日の日曜は、午前中に大英博物館で、ロゼッタ・ストーン(Wikipedia)やエルギン・マーブル(Wikipedia)、エジプトのミイラなどの有名な展示物を見学しました。素晴らしい博物館でした。

全日程を終えて日曜の夜、ダラムに戻りました。学生たちは月曜朝からまた授業に戻ります。全員元気でやっています。


2009年9月7日月曜日

生活科学部の海外研修も始まりました

朝晩と日中の気温差が激しい毎日ですが皆さんお元気でしょうか。

先週、生活科学部の海外研修が始まりました。今年は「芸術文化フィールドワーク研修」(研修先:イタリア)と「国際ビジネス研修」(研修先:米国シカゴ市)の2プログラムを実施しています。
引率の先生方から毎日状況確認のご連絡をいただいていますので内容を少しご紹介。まずはイタリアでの研修を引率されているS永先生から。
いよいよイタリアでの日程が始まりました。今日はミラノ市内の見学。大聖堂やミケランジェロの遺作のあと、レオナルドの「最後の晩餐」を見てみんな感激していました。全員問題なく元気です。
明日は北イタリアの小さな町を見ながらヴェネツィアに入ります。 (9月4日)

「世界の車窓から」みたいですね。イタリア研修は北イタリアからローマまで様々な街を訪問するため移動が多いのですが、今週はルッカという街に滞在して料理学院での研修です。そういえば、以前この研修で習ったタルトをあやめ祭で披露して大好評だったことがありましたが今年はどうかな。

もうひとつの「国際ビジネス研修」は今年から始まったプログラムです。企業見学や教育施設の視察を中心に、市内の大学生との交流プログラムも予定されています。こちらも引率のI先生からのメールから研修の様子が届いています。
時差ボケもありましたが、元気に研修を始めています。アメリカは特に就労に関する法律が厳しく、今回の研修は就業ビザでの渡航ではないので、企業へはビジターとしての訪問になりますが、このプログラムの趣旨を説明したところ、各企業から社員へのインタビューなどの課題が与えられました。
大学や小学校、幼稚園など学校も訪問して、アメリカ人学生や生徒と交流を持つなど、充実しています。学生もかなり刺激を受けたようで、中には、今までの生き方を反省したり、どうすれば充実した人生が送れるか考えている学生もいました。到着してから3日間、彼女たちはできることを一生懸命したと思います。
明日明後日はシカゴツアーです。明々後日は祝日で企業や学校はお休みです。その日はゆっくりして、次のプログラムに備えます。(9月6日)

どちらのプログラムも2週間前後の日程で多様なプログラムが盛り込まれています。ひとつのことを習得するには短い時間ですが、卒論のネタとか将来の目標へのヒントとか、次につながる何かを見つけて帰ることができたらいいですね。

2009年9月3日木曜日

イギリスより第2報

イギリス短期・長期研修引率のジョン・ハーバート先生から現地レポート第2弾をいただきました。拙訳を添付していますが、易しい英語で書いてくださってますので学生の皆さんは原文でぜひ。
8/30にいただいた第1弾はこちら
http://hjukokusai.blogspot.com/2009/08/blog-post_30.html

今回学生が訪ねた「エディンバラ」は英国北部スコットランド最大の街です。

大きな地図で見る

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The students had a great trip to Edinburgh, the capital of Scotland. It is a very impressive city and we were lucky to visit it during the annual festival. Students went to the National Museum of Scotland before spending free time for sightseeing.


エディンバラ城



エディンバラ観光中の1グループ(迷子ではありません)


After the Edinburgh trip students spent the weekend with host families, and also took a trip by train to one of the largest shopping centers in Europe.

This week the students have continued their study, and this morning they gave presentations. In the afternoon, we had a trip to the wonderful Crook Hall and ate a traditional "cream tea".


Crook Hall



クリーム・ティを楽しむ学生たち


On Thursday morning, we leave to travel to London, via Cambridge. I'll send report number 3 after we get back from London.

The students all seem happy, and I think that, in particular, their English listening ability is improving well. (John Herbert)

(訳)
スコットランドの首都エディンバラへの小旅行に出かけてきました。エディンバラはとても印象的な街で、ちょうど年に1度のフェスティバル期間でもありました。学生たちはスコットランド国立博物館を見学し、その後自由時間に観光を楽しみました。
エディンバラから戻った後、週末はホストファミリーと過ごしたり、列車でヨーロッパ有数のショッピングセンターに行ったりしました。
今週も研修が続きます。今朝(現地の水曜日)はプレゼンテーションの授業があり、午後は「クルック・ホール」を訪ねて伝統的な「クリーム・ティ」を味わいました。
木曜の朝、ロンドンへの旅行に出発します。途中でケンブリッジに寄ります。次回はロンドン旅行後のレポートを予定しています。
学生たちは皆楽しく過ごしており、私の見るところでは、特にリスニング力が上がってきているようです。
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「クルック・ホール」や「クリーム・ティ」について、お節介な解説は以下をクリック。



今回登場する場所と用語のご説明。

Edinburgh
スコットランドの首都「エディンバラ」。英国は連合王国なのでイングランド、スコットランド、北アイルランドそれぞれにも首都があります。学生たちが遭遇した「エディンバラ・フェスティバル」は毎年8月に開かれる世界的に有名な芸術祭で、期間中は街の至る所で演劇や音楽を中心にしたイベントが行われています。

Crook Hall
ダラム市にある庭園施設。以下公式サイト。
http://www.crookhallgardens.co.uk/index.htm

Cream Tea
クリームを浮かべた紅茶…ではなく、前回のレポートにも登場したスコーンと紅茶のセットのこと。スコーンにはジャムやクリームをたっぷり塗っていただきます。イギリスの軽食の定番らしいです。