2013年6月10日月曜日

セイント・エリザベス大学とのピースセミナーを開催しました (2)

セイント・エリザベス大学(CSE)との平和セミナー、後半です。

金曜日のプログラム終了後、CSEの学生5名はそれぞれ本学の学生宅にてホームステイ開始。

土曜日はホストファミリーも参加しての宮島観光。
平和公園のご案内と同じく、セミナー参加者は事前に英語での案内ガイドの練習をしていました。こちらも小倉桂子先生と「平和のためのヒロシマ通訳者グループ(HIP)」のご協力です。
当日は学生だけでご案内。


日曜日は終日お休みで、それぞれホストファミリーと過ごしました。

CSEの学生さんたちはバックグラウンドがとても多彩で、もともと文化の多様性に対する理解は深い方ではないかと思いますが、それでも日本のご家庭では一つ一つの出来事、物事を新鮮に感じたようです。

週が明けて、セミナー再開。まだまだ多彩なプログラムがありますよ。

広島市立大学平和研究所のロバート"Bo"ジェイコブズ先生。
アメリカの学生に分かりやすい切り口で、核兵器開発から原爆投下、戦後も続く核実験と歴史的背景を解説してくださいました。平和教育に慣れ親しんだ広島の学生にも新鮮。

続いて本学の代表として篠原收先生の講義。 


午後は比治山の放射線影響研究所(RERF)を訪問しました。お忙しい中ご案内くださったスタッフの皆様、ありがとうございました!

遂に最終日。
CSEの先生方による、CSEの活動紹介。
アメリカの大学の中では小規模な大学ですが、平和活動やボランティアなど多彩なプログラムを実施しています。海外研修だけでなく、学内で各国料理を販売する募金活動や、州内の低所得者が多く住む地域でのボランティア活動のような参加しやすいプログラムもあり、多くの学生が参加しているとのこと。本学も負けていられませんね。

続いて、午後おこなうまとめのプレゼンテーションに向けて、プログラムを振り返って参加者全員でのディスカッションを行いました。

発表に使用するポスターを作成中。


折り鶴を指導中です。どこに使うのかな?


いよいよ成果発表!


広島で得た経験をCSEでフィードバックする「ヒロシマ平和ウィーク」の企画でした!平和学習で学んだことだけでなく、ホームステイや観光のひとつひとつからも考えをふくらませた内容で、素晴らしかったです。

最後に修了証授与。修了証はサプライズだったようで、喜んでいただけてよかった。

発表を聴きに来てくださった先生方と記念撮影~。


平和セミナーはここで無事修了ですが、もう少し楽しんでいってもらいましょう。
「日本文化体験」として、本学非常勤講師の三好久美子先生に浴衣の着付けと踊り体験をお願いしました。

引率の先生も含め全員が浴衣姿でポーズ!
皆さん大喜びでした!

そして三好先生による舞踊「敦盛」の美しさにため息をついたあとは…


レッツ盆ダンス!
振り付けは皆さんすぐに覚えてくれました。 

そんな楽しい日程も遂に最後になりました。
フェアウェルパーティ。

CLCセンター長として修了証にサインをしていただいた松浦先生の乾杯の音頭で始まりました。
学期中のセミナーで、他の授業でなかなか会えなかった学生やホストファミリーも顔を出してくれました。


皆さん、良い経験になりましたでしょうか?またぜひ広島に来てくださいね!

ご協力くださいました学外の先生方、HIPのスタッフの皆さん、平和文化センター、宮島大願寺、放射線影響研究所の皆様、ホストファミリーの皆様、学内の先生方に心から感謝申し上げます。ありがとうございました!

平和セミナーについて、セイント・エリザベス大学は2年に1度の参加ですが、来年度は同じく提携校のボーリング・グリーン州立大学グループを迎え同様のセミナーを予定しています。
また、ホストファミリーは随時募集中!早速7月初めにアメリカの大学生13名を受け入れます。学生の皆さんにぜひ交流を深めて欲しいと願っています。

2013年6月7日金曜日

セイント・エリザベス大学とのピースセミナーを開催しました (1)

 去る2013年5月30日()から6月4日()にかけて、アメリカの提携大学CSEことセイント・エリザベス大学 (College of Saint Elizabeth、ニュージャージー州)の学生グループを迎えて平和セミナーを開催しました。 
 セイント・エリザベス大学は2003年から隔年で合同セミナーに参加されており、今回が5回目、東日本大震災の影響による中止を挟んで4年ぶりの再会となりました。 

 5月30日のオリエンテーション風景
   

ひとりずつ自己紹介
   

クライン先生の仕切りでIce breaking session
お互いを知るためのゲームをおこないました。これで名前はばっちり覚えた?!
   

引き続き、クライン先生の講義です。
 
広島在住◯十年の先生から見た、広島の様々な面の紹介です。CSEの学生からの鋭い質問も。


大場美和子先生による日本語の講義。
   
ホームステイを控えていたこともあってか、大変具体的なシチュエーションでの日本語について次々に質問が飛んでいました。

2日目はいよいよ原爆と平和について深く考えるための講義が始まりました。

広島市立大学平和研究所の水本和実先生による講義。
   

平和のためのヒロシマ通訳者グループ(HIP)代表・小倉桂子先生による被爆証言と、普通の主婦だった先生が被爆継承活動を始めるに至るお話は広島の戦後史でもありました。
   

この日の昼食は、本学管理栄養学科の給食実習に参加。

   
CSEの学生の一人が栄養学専攻だったこともあり、楽しんでもらえたようです。 実習担当生の皆さんには事前に参加をお伝えしていたのですが、まさか英語で解説があるとは!びっくりでした。学生の皆さん、ご協力ありがとうございました!

午後は平和記念資料館見学と平和公園でのフィールドワーク。
事前にHIP所属のボランティアガイドの方にご指導いただき、本学の学生が平和公園碑めぐりのガイドを務めました。
   

金曜日のプログラム終了後、金曜の夜から月曜の朝にかけて、CSEの学生参加者の皆さんは本学学生の自宅でホームステイです。 (続く)

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ところで、大変たいへん久しぶりのポストになってしまいました。 ブログのことを忘れていたわけではないのですが…Twitterはお手軽でついそちら中心になってしまいますね…。