2014年12月8日月曜日

山東大学日本文化研修・週末~ラスト!

学内での学習を終え、週末は小旅行です。

土曜日は近郊への日帰り旅行または市内観光&ショッピングを日本語教員養成課程の学生が提案し、希望する行き先ごとにグループを作って案内をしました。
日曜日はみんなで宮島へ。その後、市内へ戻り送別会を行いました。
(小旅行と観光の様子は後日学生から報告をもらうことになっています!)

送別会は、市内のビュッフェスタイルのお店で行いました。
会の初めに、日本語教員養成課程主任の渡邊ゆかり先生から、山東大学の学生一人ひとりに修了証が手渡されました。



楽しくお食事しながら歓談。学生同士はすっかり仲良しに。5日間、模擬授業や課外プログラム、毎日のご案内など、東奔西走してがんばった日本語教員養成課程の4年生の皆さん、お疲れ様でした!


海外旅行が初めてという学生もいましたが、良い思い出になったでしょうか?
広島での滞在を終えた一行は関西へ向かい、一泊して火曜日に帰国します。最後まで安全で良い旅でありますよう、お祈りしております。
そして、またぜひ日本へ来てくださいね!

2014年度山東大学日本文化研修まとめ:

初日
(1) http://hjukokusai.blogspot.jp/2014/12/blog-post.html

2014年12月5日金曜日

山東大学日本文化研修・3日目(※12/8写真追加)

山東大学学生グループの広島滞在も折り返しの3日目となりました。
学内のゲストハウス「アイリスインターナショナルハウス」での生活にもすっかり慣れたようで、皆さんとても元気に過ごしてくれています。寮生活をしている学生が多いようですので、快適に過ごす方法を知っているのでしょうね。

本日最初のプログラムは、日本語教員養成課程の実習生たちによる2回目の模擬授業でした。
(以下、渡邊先生からいただいた写真と感想です)

2回目の模擬授業の内容は、日本のお正月の遊びの紹介です。

学生たち手作りの福笑いと百人一首のカードを使い、「上」「下」「そこ」といった言葉や、百人一首に描かれている人物の着物の色を表す言葉などを覚えました。教材がとても工夫されていてびっくりしました。

遊び方の説明をしていますが…
そう、福笑いです

自分たちの顔で作った福笑いも!
競技かるたは動画でも紹介していました
オリジナル百人一首を各チームで実施。UNOを参考に、百人一首の札をアレンジした力作。最初はとまどっていた学生も、すぐにルールを覚えて熱中していました。
ルール表は英語併記。札は手作り!
ゲームが進むごとに盛り上がっていました
指導の渡邊先生も驚かれていましたが、とても良くできた教材でした。日本語学科の学生とその他の専攻の学生では、日本語のレベルがかなり違うため、内容を決めるのは難しかったのではないかと思いますが、大成功でしたね。

続いて、生活デザイン・建築学科の楢崎久美子先生による特別講義。
和装や民族衣装について、実際に先生所蔵のいろいろな和服を見せていただきながらの講義です。先生も素敵な着物と羽織姿でご登壇されました。


実際の和服を触ってみます。鮮やかな染織やきらびやかな刺繍に感嘆。


一昨日の浴衣を思い出して、それぞれ羽織って写真を撮り合っていました。


簡単に着付けをしてもらった学生も。


先生から「特別な着物をお見せしますが、どなたか着てみますか?」と声がかかり、どんな衣装か知らないまま着てみることに。真っ白な着物に?でしたが…

なんと、巫女さんに変身!
小物も含めたフルセット、これも先生の私物です…凄い!
学生たちからは「漫画の"犬夜叉"みたい!」「お姫様のよう!」中には「コスプレみたい!」との声も。
楢崎先生、ありがとうございました!

今日の昼食は、ヒノハラホールのカフェテリアを初体験。どんなメニューを選んだでしょうか。
午後は平和記念公園、原爆資料館へ。学生の案内で熱心に見学していました。


土曜日は近郊への小旅行、日曜日は宮島観光が予定されています。急に寒くなりましたが、週末も良い天気だといいですね!

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山東大学日本文化研修・2日目の授業終了後…(日本語教員養成課程より)

プログラムを統括する日本語教員養成課程の渡邊ゆかり先生から、授業後の様子が届きました!

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本日の夕食は宿舎で一緒に日本食づくり!

と思っていたら、どうやら、メニューに中華料理が加わった様子。そろそろ、出来上がっているころかと思い、制作現場を訪れたところ、まさにこれからといった感じでした。みんなの共同制作、どんなものができるか楽しみです。




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結束が深まっている様子…!
日本側は「お好み焼」という事前情報でしたが、山東の皆さんは何を作ってくれたんでしょう?

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2014年12月4日木曜日

山東大学日本文化研修・2日目(※12/8写真追加)

昨日12月3日(水)から始まりました山東大学の日本文化研修。
昨夕は、宿舎であるアイリスインターナショナルハウスのラウンジで、学生主催歓迎夕食会が開かれました。日本語教員養成課程の学生だけでなく、中国や国際交流に興味がある学生も集まり、リラックスした雰囲気で話が弾んでいたようです(※前日のページに写真を追加しました)。

2日目の午前中は、初級中国語の授業に参加しました。



お昼は本学の先生方が出席しての歓迎昼食会でした。
湊学長から歓迎のご挨拶。


山東大学を代表して、英語で挨拶をしてくれました。


日本語、中国語、英語を織り交ぜての会話となっていました。


午後は本学非常勤講師の丸田華先生による特別講義。広島の歴史と文化、中国との関わりについて、中国語で講義していただきました。


続いて日本語の授業。日本語学科の学生と、その他の専攻の学生に分かれて授業を受けました。
日本語・日本語教育メジャーの宮永愛子先生の授業は日本語学科の学生向けに、少々高度な内容です。

こちらは日本語ビギナー向けの授業。担当していただいた本学大学院生の對尾幸華さんは、本学の学部卒業後に中国で2年間の日本語教員経験があり、この日の授業も中国語で進行されました。

この後、本日の夕食は宿舎で一緒に日本食づくり!

→ そして授業終了後

← 初日の様子

山東大学日本文化研修が始まりました(日本語教員養成課程より)

昨日から始まった山東大学の日本文化研修に全面協力してくださっている、日本語教員養成課程主任の渡邊ゆかり先生から昨日の写真と感想をいただきました。
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今朝山東大学の日本文化研修生が本学に到着しました。
午前中はオリエンテーションの後、本学の日本語教育実習生たちによる広島紹介の授業が行われました。

お昼は管理栄養学科の学生たちが作ってくれた洋風おせち料理を食べました。
デザートのレーズン入り栗きんとんがとても美味しかったです。


一足お先にお正月気分を味わえました。(2014.12.3)

→ 研修2日目


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日本語教員養成課程では、日本語を母語としない人に日本語を教える技能や知識を学ぶことができます。日本国内での日本語教員はもちろん、将来海外で日本語を教えたり、日本文化を伝える仕事をしたい人にもお勧めです。

2014年12月3日水曜日

山東大学から日本研修グループが来日しました(※12/8写真追加)

今年も中国の提携大学「山東大学」(山東省済南市)の日本文化研修グループが来日しました!
12月3日から7日にかけて、本学に滞在し、学内外で研修を行います。帰国前には関西でのフィールドワークも予定されています。
この交流は2008年から始まり、1回の休止を挟んで今年が6回目になります。

受け入れに先立つ10月、本学の日本語教員養成課程4年生が、山東大学で教育実習を行いました。約1週間の滞在中、実習生は主に山東大学日本語学科の学生さんたちに、学内や、観光、街歩きの案内など、あらゆる面でフォローしていただいたそうです。本学での研修は、山東大学でお世話になった実習生たちの恩返しの場でもあります。はりきって準備してくれました!

*今年おこなった山東大学での教育実習についてのブログ記事
http://hjukokusai.blogspot.jp/2014/10/

さっそく日本語教員養成課程の学生たちによる模擬授業「ようこそ広島へ」

広島の名所や名物の紹介
平和公園、宮島だけでなく、近隣の観光地も紹介しました。本通りのお店紹介や、広島土産のもみじ饅頭、地酒などショッピング情報もたっぷり。前もって全員に渡したPASPY(交通系ICカード)の使い方も伝授しましたよ。
熱心に聞いてくれました
この授業をもとに、5日間楽しんでもらえるのではないかと思います。

昼食は、管理栄養学科の給食経営管理実習に参加していただきました。
ちょうどこの日のテーマは「おせち料理」(病院食)。食前におみくじが配られ、一喜一憂していました。ちなみに中国でもお寺でおみくじを引くそうですよ。
各テーブルでHJU生と同席しています
栄養指導の時間には、山東大学の学生にインタビューがありました。中国のお正月は、地域によって必ず食べるものが違うそうです。山東省では甘いものを食べるとか。北京など北の地域の定番は餃子だそうです。

配られた「おみくじ」を手に
食べ慣れない食材もあり各テーブルでいろいろな質問が飛んでいました。女子学生が多いせいか、栗きんとんが人気だったようです。管理栄養学科の皆さん、おもてなしありがとうございました!

午後は「日本文化体験」。三好久美子先生にお願いしました。

まず全員に浴衣の着付けを。先生曰く「中国の子はみんな細いわねー」羨ましいことです…。


三好先生による秋田民謡の踊り。男舞という男性の踊りなので、男性的な仕草を見てくださいね、と先生。堂々とした舞です。


続いて、全員参加で「炭坑節」を踊ります。盆踊りでおなじみの「月が出た出た 月が出た」ですね。
まず振り付けを覚えます。

掘って、掘って
振り付けを覚えたら、実際の盆踊りのように輪になって踊ります!
前の人や先生の振りを見ながら
踊りの後は、茶道部のお茶席にお招きいただきました。初日から盛りだくさんでしたが、楽しんでいただけたでしょうか?

授業後は、宿舎である学内のゲストハウスで学生主催歓迎会が開かれました。日本語教員養成課程以外の学生も参加し、軽食を囲んで楽しい時間となったようです。


明日は講義や中国語の授業見学です。今夜はゆっくり休んでくださいね。

初日レポート(日本語教員養成課程より)
→ 研修2日目
研修3日目
週末~ラスト
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山東大学とは、2005年から交換留学を行っており、それぞれの大学で毎年1名を募集しています。現在、本学には山東大学大学院生の宋さんが9月から滞在中。本学からは、来年8月に交換留学生を派遣する予定です。