2009年2月22日日曜日

中国料理講座@早稲田公民館レポ

早稲田公民館での料理教室、本日が最終回でした。交換留学生のTさんと学部生のKさんが中国料理を紹介しました。「ガーダー粥」と「香椀(シャンワン)」です。

ガーダー粥は作り方は簡単。でもちょっぴりびっくりなのはトマトとキュウリを使うこと。葱と生姜を油で炒めて香りを引き出したら、トマト投入! 火が通ったら水を入れ、しばらく煮ます。その間に「粥」になるものを作るわけですが、材料は小麦粉。ボールに入れた小麦粉にパッパッと水を散らして箸で混ぜ混ぜ、また散らして混ぜ混ぜ、するとダマダマがたくさんできるんです。全部が細かいダマダマになったら、それを沸騰したスープにざっと入れてかき混ぜてれば、あら不思議、米のような餅のようなツブツブができあがります。海老を入れて火が通ったら、卵を流し、ざく切りにしたほうれん草と千切りにしたキュウリ!を入れて、一煮立ちしたら最後に葱を入れてできあがり。味付けは塩と胡椒のみ。かなりあっさりした味わいで、体調不良の時に食べたら元気になりそう。思ったよりトマトやキュウリ臭くなかったです。むしろキュウリやほうれん草のサクサク感がよかった。なお、具材はなんでもいいらしく、ニラと卵だけでもOKなのだとか。


ガーダーを作っているところですね。「すいとん」のような感じになります。


「香椀」は四川の郷土料理。Kさんは辛い料理で有名な四川省出身なのに辛くない料理をリクエストされたので、おばあちゃんが子供の頃に作ってくれたお祝い料理を紹介してくれました。こちらはちょっと手が込んでいて、味付けした豚ミンチを薄焼き卵で蒔いて蒸して(ソーセージみたいな味になります)、素揚げしたカボチャや里芋、人参を深皿に野菜ごとに分けて並べ、表面を覆うようにスライスした豚ミンチを並べたら、鶏ガラスープ(または豚骨スープ)をたっぷりかけてもう一度蒸してできあがり。こちらも他に使う調味料は塩・胡椒のみ、深みがありつつもあっさりした味でした~


薄焼き卵作成中



お祝いの料理らしく見た目がきれい!


韓国料理にせよ中華料理にせよ辛い料理って結構多いので、お国自慢料理紹介とくれば皆さんのご希望はそういう方向なのでは?と思っていたのですが、参加者の1人は「あっさりして今回のが一番食べやすかったわ~」とおっしゃっていたので、料理教室に選ぶ料理って難しいと思いました。

今回は町内のマラソン大会と重なったせいか、参加者が6人と少なかったんですが、そのかわり留学生たち二人が各テーブルに行っておしゃべりしたり、交流がしやすくてよかったです。一番の目的はやっぱり交流だよね。

また来年実施予定です。料理上手な留学生が入ってきたらいいなぁ。(I)


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