2009年2月15日日曜日

韓国料理教室@早稲田公民館レポ

本日も早稲田公民館で留学生によるお国料理紹介が行われました。留学生Bさんと交換留学生のMさんが講師です。公民館から「辛くない韓国料理」という難題を出され、悩んだ末に紹介することにした料理は、「トックッ」と「ガムザジョン」です。

まずは「トックッ」から作り始めました。これはお雑煮みたいなもので、正月に食べるんだそうです。今回は昆布といりこで出汁を取りましたが、骨付き牛肉でスープをとる家庭も多いそうです。日本の雑煮のように各家庭で味付けも入れるものも違うのだとか。なお、韓国のお正月は旧暦を使うので、今年は1月末に祝ったそうです(1月1日は挨拶だけで、お休みもこの日一日なんだって)。



出汁は、これでもかっというぐらいたっぷり入れた昆布と、いりこと二つに割った玉葱と白ネギ、なんとこれを沸騰こそはさせないけれどたっぷり30分は煮込んで作ります。日本の出汁とは全然違います。出汁を取る、というより、スープを作るという感じ。そこに椎茸と長ネギとトックッ(お餅みたいなものだけど、米でできてる)をどっさり入れて少し煮込めば完成。飾りに白身と黄身を別々に薄焼きにして菱形に切ったもの(菱形じゃないといけないらしい)と韓国海苔と炒めた牛ミンチを載っけます。牛ミンチに混ぜ込んだニンニクがスープに溶け出して結構効いてます。今回は香り付け程度だったけど、牛骨スープの場合はニンニクはスープにも入れるのだそうです。美味しかったですよ~。トックッがたくさん入っててお腹一杯になりました。



「ガムザジョン」は、ジャガイモで作るチヂミみたいなパンケーキみたいなものでした。ジャガイモをすり下ろし、少し水を切り、塩だけで味をつけてフライパンで焼くと、あら不思議、ちゃんと固まるのです。上に唐辛子の細切り(これも細切りじゃないといけないらしい)を載せてできあがり。「お母さんの味」なんだそうです。味はハッシュドポテトのパンケーキ版でした。



今回、逆に留学生に料理を紹介をする場面もありました。出汁を取るときに使った材料、実は韓国では捨ててしまうそうなのですが、参加者さんが昆布といりこを使って佃煮にしちゃいました。留学生はそういう使い方にびっくりしてました。でも気にいったみたいで、今度実家に帰ったらお母さんに紹介するそうです。できあがった大量の佃煮も持って帰ってましたよ。

参加者の中には韓国語で挨拶する方もちらほら。もっといろいろ交流できたらいいですねぇ。来週は中国料理を紹介します。(I)

先週の台湾料理レポはこちら
http://hjukokusai.blogspot.com/2009/02/blog-post_12.html



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