2008年12月27日土曜日

山東大学にて授業終了

山東大学に交換留学生として滞在中の川上さんから報告が届きました。
12月末に全ての授業が終わり、滞在もあとわずか。
3月に渡航し、最初の学期は国際学院で中国語を基礎から学んでいましたが、9月に始まった2学期では英文科の中国人学生と一緒に英語漬けの毎日。辛いことも多かったそうです。最後まで頑張って、学生や先生方と良い関係を築けたようですね。

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昨日撮ったクラスメートと先生との集合写真。

あぁ、授業終わっちゃった。
テストはまだあるけどね。
昨日の授業で私の留学生活最後の授業が終わりました。
いつも鬱だとか言いながら行っていた学校が、こんなにもあっさり終わるなんて、さみしいものですね。
これが留学。しょうがない事。
でも、やっぱりまだみんなと一緒に勉強したかったなという気持ちもあるよ。
でも、しょうがないんだよね。

昨日学校に行ったら、友達今日は私の最後の授業だと教えてくれました。
やっと終わったという気持ちの反面、嘘だと言い聞かせたかった自分がいました。
ちょうど持って行っていたデジカメを片手にいろんな友達と写真を撮りました。
最後じゃないみたいに接してくれるみんな、もしかして今日が最後の授業になるって言うの、知らないのかな…とか思いながら。

折角の最後の授業だから、一番お世話になった先生とも写真を撮りました。
あれほど嫌いだったこの授業も、ある日先生が私の名前を呼んでくれて、授業に参加させてくれたことがあって、あの日すごくうれしかったのを覚えてる。
だから沢山勉強して、少しでも回答できるようにって頑張ったんだ。
その先生とももうお別れなんだと思うと、さみしかったけど、写真を撮る時は何も感じなかったんだ。
でも、友達が
「彼女は今日で授業が最後なんです。2月には日本に帰って、もう帰ってこないんです」
と先生に伝えてくれた途端、先生が真面目な顔をしてこっちを見て
「とても残念です」
と言ってくれた。
その言葉に感動して、少し涙腺が緩んでしまったら、先生の目にも薄っすらと涙がたまっていました。
半年だけだなんて伝えていなかったし、先生にはずっとお荷物なんじゃないかって気になっていたのに、涙を流してくれた先生は、本当に初めてで、私もどうしたらいいかわかんなくなって、ついつい泣いてしまいました。

先生は中国語で話してくれたけど、私が少しでも混乱しているのがわかると、いつものように英語に直して言ってくれた言葉が、本当にうれしくて。
本当にシンプルで、単純な言葉。
「I will miss you. Also, I love you.」
私もどうしたらいいかわかんなくなって、英語で返してしまったけど、内容は先生と一緒で
「I love you, teacher. I love them. I love you all.」
そう言ったような気がする。
覚えているのはこれだけ。

クラスのまとめ役の女の子が、いきなり
「今日は彼女の最後のクラスだから、最後に入口のところで記念撮影を撮ろうと思います、皆さんどうですか?」
と聞いてくれて、みんな反対することなく、一緒に写ってくれました。
それがこの記念写真です。

みんなに向かって言うにしては、「大好き」とはやっぱり違うと思うんだ。
「大好き」じゃなくて「I love you.」
少しの違いわかるかな?

みんなのことずっと忘れないと思う。
よく使う言葉で、あまり役に立たないかもしれない言葉だけど、絶対に忘れない、いや、忘れられない気がするんだ。
ありがとう、ありがとう。
何度言っても足りないと思うよ。
みんなの中に私はどんな人間として映ったのかな。
忘れないでとは言わないけれど、ちょっとした時にふと、私のこと思い出して、そして微笑んでくれるとうれしいな。

みんな、I love you all!!
絶対に忘れない。
大切なクラスメート。

さ、残りのテスト頑張ろうね。

(2008.12.27)

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