2009年5月29日金曜日

セミナー2日目:フィールドワーク

セミナー2日目は終日平和公園で研修でした。最後はみんなちょっとお疲れだったかな。

今日は朝9時から集合して、平和記念資料館をたっぷり2時間見学。2時間も?って思うかも知れませんが、真剣に展示を見ると2時間はかかるんです、実は。かなり早めにでてきたグループもいましたが、しっかり2時間かかったグループもいました。見学した感想をそれぞれ色紙に書いたら、グループで公園内にて研修。これで午前の部終了。

午後は資料館地下の研修室でHIP(*1)代表の小倉桂子さんから被爆体験を伺いました。小倉さんは本学の卒業生で、つまり大先輩です。被爆体験を原稿無しで英語で話をされるってすごいと思いません? でも、このお仕事をされるようになったのは40歳を越えてからだとか。

お話の中で「キノコ雲の写真は有名だけど、私たちは見ていない。私たちはあの真下にいたから。『ピカっと光ったあと、ドン!と来たからピカドン』と人は呼んだけど、私たちにはピカもドンも同時だった。あの下にいた人はほとんど死んでしまったので、そう伝える人がいなかったから、ピカドンと呼ばれるようになった」という言葉にはハッとしました。アメリカの学生の心にもしっかり伝わったと思います。

最後に、今日のまとめと意見交換をして、慰霊碑に献花をして解散。お疲れさまでした。



終日いい天気でした。明日は宮島に行きます。(I)

*1 平和のためのヒロシマ通訳者グループ。海外からのジャーナリストや平和運動家のため通訳や案内などコーディネイトをする仕事をされています。


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