本学では、毎年国内外から学生を招いて平和を考えるプログラムを複数実施しています。
そのうち、国際交流センターで開催している「ピースセミナー」は、奇数年の5月、偶数年の8月に、海外の提携大学から学生や教員をお招きし、本学の学生とともに原爆を通して平和について考えるプログラムです。
偶数年の今年は、アメリカのボーリング・グリーン州立大学から、5名の学生と先生方をお迎えしました。本学からは、日本人学生のほか交換留学生も参加し、講義やフィールドワーク、ディスカッションをおこないます。
8月1日、いよいよ開始!初日はまず参加者同士の交流プログラムです。
午前中はオリエンテーション。湊学長のご挨拶で開幕しました。
続いて、参加者みんなの前で英語での自己紹介。
その後、グループに分かれて交流しました。
午後のプログラムは、日本文化体験。今年のアメリカからの参加者は、日本に留学経験があったり、日本語を学んでいたりすることもあってか、日本のことはある程度理解がありそうなので、ちょっと珍しい授業をご用意してみました。
本学客員研究員の田中圭子先生による「日本伝統の香「薫物(たきもの)」と平安文学」。
源氏物語に登場するお香「薫物」を、当時のレシピを元に再現します! お香の粉にはちみつを練り混ぜ、手のひらで転がして大豆程度の小さな玉を作るのです。ちょっと泥だんごのようで面白い…。
出来上がった薫物は、香炉でいぶして香りを広げます。粉だけの香りと、練った後の香り、香炉で焚いた時とどれも少しずつ香りが違うのです。
先生方からも質問が出て、とても興味を持っていただけたようです。
続いての日本文化体験は「いけばな」。草月流の五十嵐先生をお招きし、基本を教わります。その後、同じ素材を使ってチャレンジ!他の学生に感想を聞きながら生けている人もいれば、無心に花に向かう学生も。それぞれの対し方が興味深いですね。
最後は、自分の作品を前に記念撮影をおこないました。まずはセミナーの始めに、良い交流になったかと思います。
明日2日目は宮島観光。3日目から、いよいよ広島の原爆と平和に向き合います。
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