(保護者の皆さまにも必見!と思っております!)
在学中に1学期間(4ヶ月間)以上の海外留学をしたいと思っている人は、できるだけ早く準備を始めるのが吉。特に、大学の制度を利用する在籍留学(留学期間を含め4年間で卒業可能)は、留学前、留学後の学修で、実現可能な留学プランが変わってしまいます。
学内での申込締切も早いので、できるだけ早くチューターの先生や学生課に相談して、学内の制度を知ることが大事です。
海外留学をした先輩たちから経験を聞くことも、準備のひとつ。ここでは、2013~2015年度に、本学で交換留学・在籍留学をした学生の報告書をまとめました。
在籍留学?休学留学?
留学の種類 |
1学期(4ヶ月)以上の留学をする学生の多くは、「交換留学」で海外の提携大学に留学しています。
交換留学では留学先の授業料が免除されるため比較的費用が安く、また大学からの推薦ということになるので、入学要件(語学力など)も緩和されます。
また、交換留学生に選ばれた学生は、「在籍留学制度」を利用すると、留学期間を含めた4年間での卒業が可能になります。
ただし、帰国後に単位互換ができるように授業を履修する必要があるため、留学先で所属学科やメジャーとは違った勉強をしたい場合は、事前の許可を得て休学という形をとることもできます。
ご覧のとおり、ここ数年は在籍留学での交換留学が多いです。特に国際教養学科2年生は、単位互換科目の関係で、在籍留学がしやすくなっています。
留学先 |
提携校の多いアメリカが半数を占めていますが、韓流ブーム以来、韓国の人気も高いです。韓国・中国の提携校はどちらも付属語学施設があるので、語学留学としても良い環境となっています。
ちなみに、英国(イギリス)には交換留学提携校がないため、留学した学生(1名)は自分で留学先大学を探し、出願し、本学の在籍留学制度を利用して1年間留学しています。このように、提携大学以外でも、条件を満たせば自分の希望する大学に留学することが可能です。
留学準備について
留学前にどのような準備をしましたか?(複数回答) |
留学先の言語を学んだ(100%)となりました。更に、準備の中でも力を入れたことなど具体的に書いてもらったところ、次のような回答がありました(記入者の留学先は混在させたままにしています)。
インターネットで情報収集(75%)
先輩に話を聞いた/大学の教職員に相談した (各65%)
アルバイトで資金を貯めた(60%)
ステイ先や友達におみやげを購入(50%)
語学検定試験を受けた(45%)
ノートパソコンを購入(35%)
留学生から話を聞いた(25%)
日本文化を学んだ(10%)
通学時間や空いた時間に少しでも中国語を聞いたり、単語を覚えたりなどしていました。また、留学先の情報があまりなかったため先輩や現地の学生と連絡を取り、多くの情報を得られたので安心して留学ができました。
パソコンは少し持ち歩くのが不便だと思い、iPadを購入しました。 学内にはWifiが通っており、プレゼンや調べ物の際、わざわざパソコンを持ち歩く必要もなく、とても役に立ちました。Skypeもスマホより画面が大きいし、使いやすいです。
1年間韓国語をECCで勉強しました。
韓国語での会話がほとんどでしたので、生活する上で必要な挨拶、買い物の単語は覚えて行ったほうが良かったかなと反省しました。
韓国語だけでなく英語もある程度分かったほうが良い。 留学生向けの授業(単位がとりやすい)は英語で行われる授業がほとんど。 また他の国からの交換留学生は韓国語がしゃべれない人も多い。
特にIELTSの勉強に力を入れました。(留学先:イギリス)
留学にはたくさんの書類が必要なので、早め早めに準備しました。
中国ではgoogle系のサイトやいくつかのSNSを使用できないため、事前に何が使えるのか調べることをお勧めします。日本との連絡手段が限られるため注意が必要です。
語学の勉強は高校の頃の教科書や単語帳で復習をしました。 英語試験対策や英語でのレポートの書き方などはアカデミックサポートセンターで指導していただきました。
留学経験のある先輩に現地での生活や授業について色々な話を聞いておくと、あらかじめ準備をすることができて良い。
語学力向上に努めました。 また、健康管理もしっかりとしました。
基本的なことだけど、英単語を見直したり、聞くのに慣れるため、英語のNEWSや映画を積極的に見たりした。 また苦手なリーディングもいつもよりがんばってやった。
日本の大学とアメリカの大学とではシステムが違い、その上寮生活も初めてでわからないことが多かったので、女学院から前の年に同じ大学に留学されていた先輩に、持って行ったほうが良いものや履修登録の仕方などについてお話を伺いました。荷造りをするときや実際履修登録をするときなど、大変参考になりました。
日本文化の勉強 英語のブラッシュアップ
もっと韓国語の勉強をしておけばと後悔しました。それと、英語もとても大切だと痛感しました。帰国後は韓国語はもちろん英語の勉強もしていこうと思っています。
英語や中国語にしても簡単な表現のニュアンスはきっとどこに行っても必要不可欠だと思います。言語に自信がなくても、現地の人たちと簡単にコミュニケーションは欠かせないので、簡単な表現や言葉は少しでも多く覚えて行くと良いでしょう。 あと、日本のお土産も絶対欠かせません。値段は高くなくても良いので、日本らしい物や日本語表記されている物だととても喜ばれます。
洗濯ネットを実際よりたくさん持って行っておくべきだったと思います。また、日本で売っているような単語帳もないので、履修科目にもよると思いますが私はあともう一冊か二冊あればよかったと思います。(アメリカ)
資金面ではもう少し蓄えておけばよかったかなと思いましたが、お金を出し合って何かを買うのも良かったです。
日本らしいお土産は用意しておけばいざという時に渡せるのでいいと思います。変圧器も必要です。
英語の勉強。(留学先:韓国)
もっと英語力をのばしておけばよかったと思いました。 そして日本に関する知識も必要だと思いました。
もっと韓国語の会話力をつけておけばよかったと思います。
韓国語力です。留学に行く前に1年間韓国語の勉強をしましたが、全く話せない状態で行ったので、向こうに行ってからが大変でした。 持って行けば良かった物は、韓国語専用の電子辞書です。私は紙の辞書しか持って行ってなかったので、苦労しました。
日本食は持っていくべきでした。結局、日本から送ってもらったのですが、送料のことを考えると、最初に持っていくべきでした。(留学先:アメリカ)
Readingが苦手なので、行く前にもっとしていけばよかった (思った以上のReading量だったので)。
私の留学が3学年だったからなのですが、帰国後の就活に向けて、秘書検定やMicrosoftなどの資格を何かひとつでも取っておけばよかったと思いました。現地でCareer and Life Planningの授業を取りレジュメを作成する課題があったとき、講師の方に「Excelは?パソコンはできるの?」と聞かれ、日本でもアメリカでも必要なスキルであると改めて実感しました。
乾燥が激しいので肌にあうクリームが欲しかった。日本の調味料も。(留学先:中国)
感想をうかがうと、留学先の言語についてはいくら準備してもしすぎることはない、という感じですね。4ヶ月間も1年間も、決して長い期間ではないので「行けばなんとかなる」とは考えない方がよいかも。
また、韓国や中国への留学でも、留学生のオリエンテーションや通知文が英語のみだったり、留学生同士の共通語が英語だったりするようで、多くの学生が英語の必要性を痛感しています。
次回は渡航手続き編を予定しています!
※自由記述は一部編集しています。学生の皆さんは、学生課国際交流センターで原文を閲覧できます。
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